2021年4月21日 星期三

友好関係が祝福をもたらす

友好関係が祝福をもたらす/理事長 黃春生

この度、第一〇期の理事長に就任致しましたこと、非常に光栄に思ってお ります。これは主の呼びかけであると考えています。三十数年前、「日本キリ スト教海外医療協力会」(JOCS)より台湾に派遣された宣教師堀田久子先生は、 戦争中台湾に嫁いできた日本の婦人たちが子供の成人後、言葉の壁ために台湾 社会との接触が少なく、孤独な生活をしているのを知り、彼女たちのため、信 念を持って困難を乗り越え、一九八九年に彼女たちの憩いの場所を創立しまし た。それが玉蘭荘です。三十一年後の現在、台湾も既に高齢化社会となり、政 府も高齢者の福祉に力を注ぎつつある状況です。振り返って、当時玉蘭荘の設 立はまさしく一歩進んだ考えだったと言えます。玉蘭荘を創立した信者の先輩 たちが、キリスト信仰の愛を持って、高齢者が孤独な生活から抜け出し、人と の触れ合いができる集会を築いたのは、非常に有意義な事だと思います。
私達人間は経験上、知識だけでは心の虚しさを解決できないことを知ってい ます。歓楽や富を求めても、心の飢えを満たす事はできません。我々の人生で 最優先されるべきことは、神である主との友好関係です。それによって初めて、 喜びや幸せ、富が有意義なものになるのです。精神が豊かになれば、物質が祝 福をもたらし、意義を持つのです。

二〇一六年一月に、TED がある素晴らしい講演会を開きました。テーマは「ハ ーバード大学の七十五年にわたる『幸福』の研究:良い人生は良好な人間関係 の上に築かれる」。台湾の有名な月刊誌《天下雑誌》の二〇一六年一月号もこ の研究成果を特別記事で報じました。 ハーバード大学医学部の教授ロバート・ウォールディンガー氏がこの一九三八 年から続く「幸福感」についての研究を受け継いで、二〇一三年まで合計七百 二十四名の大人を対象に、仕事や生活、健康などに関する研究調査を行いまし た。

七十五年前、誰もがこの研究が今日まで続くとは思わなかったでしょう。 この研究の対象は当時の七百数名からその子孫まで、既に約二千人にも及んで いるのです。この七十数年間で調査したそれらの記録は、一体どのような結果 と啓示を私たちに与えたのでしょうか。

ウォールディンガー教授は、「私達を健康に幸福にするのは、良い人間関係 に尽きる」と言いました。またその「人間関係」について、三つの重点を示し ました。

㈠孤独は有害であり、活発な交友は健康に有益である。 家族や、友人、社会と親密な関係を持っている人は、精神的な喜びや幸せを感じ、健康を保つことができます。長寿の傾向があるとの研究結果もあります。 逆に孤独感は心身に有害で、肉体の健康が損なわれる傾向だけに止まらず、脳機能の低下や、寿命も短くなる恐れがあるのです。


㈡友達は数ではなく、関係の深さにある。 私たちは婚姻生活や集会、社会の中にいても、寂しさを感じる事があるでしょう。重要なのは関係の「質」です。衝突のある関係は私達の健康に害を及ぼ し、逆に良好な関係は健康の促進に繋がるのです。

ある研究では、五十歳以降の人生で健康状態に影響を与えるのは、コレステ ロールの値より人間関係に満足感を感じるか否かだとの結論に辿り着きまし た。つまり、自分の人間関係に満足している人は、八十歳になった時点で、普 通の人より健康でいられるという事になるのです。良好な人間関係は、老化に よる心身への影響を減少させることができるのです。

㈢良好な人間関係は身体のみならず、脳をも守ってくれる。 研究の結果、年を取ってからも信頼関係を築くことができるかどうかが、脳の健康に多大な影響を与える事がわかりました。八十歳を過ぎたお爺さんでも、 他人に頼りにされていると記憶力をより保つことができ、逆に誰にも頼られる ことがなければ、記憶力の減退が早くなる恐れがあるのです。

この七十五年にわたる研究の結果は、「人間関係」の重要性を示しています。 家族や友達と親密な関係を持つ人こそ、健康で幸せに暮らせるのです。オース トリアの心理学者アルフレッド・アドラーは、「全ての悩みは、対人関係の課 題である。仙人のような世捨て人でさえ、実は他人の目を気にしているのだ」 と言っています。実はそのような教えは既に二千年前、イエスが門徒に教えら れています。「あなたの神である主を、そして隣人を自分のように愛しなさい」。 神である主と隣人との友好関係を築き上げる事によって、祝福されるのです。 玉蘭荘創立当初より、そこには既に「友好関係」という精神的な要素が注がれ ており、神である主との関係、人間関係の向上に大きく役立っているのです。

私は、玉蘭荘という場所が今後も日台交流の場、高齢者の憩いの場を継続的 に提供できる事を期待しています。そしてこの玉蘭荘を、皆様が「友好関係に よってもたらされる祝福」が体験できる場所にしたいと思っています。(翻訳 龔昭勲)



好的關係帶來祝福/理事長 黃春生

本人很榮幸擔任第十屆理事長,我視為這是上帝的呼召。三十多年前,「日本基督海外醫協會」(JOCS)派駐臺灣的宣教師堀田久子先生看到二次大戰前遠嫁到臺灣的日本婦人在子女長大後,因語言的關係,生活圈很狹窄,過著孤獨的生活。在她的信心之下排除萬難於一九八九年創立了一個提供銀髮族休閒與活動,充滿溫馨與關懷的老人活動中心「玉蘭莊」。這在當時算是「超前部署」,因為三十多年後的今天,我們看到臺灣進入高齡化社會,政府逐漸投入資源在照顧年長者。當時創建玉蘭莊的信仰前輩本著基督信仰的愛心,提供健康老化的支持團契,取代獨居或臥床的老化,這是非常有靈性的意義。

在人類的經驗裡,我們發現知識無法解決空虛的問題,而尋求歡樂、財富也無法抒解心靈的飢渴。生命的第一順位:與上帝和好。然後,一切的歡樂、財富才會有意義。屬靈層次豐富,才會為物質層次帶來祝福和意義。


TED Talks, 二〇一六年一月有一個精彩演講:「哈佛大學長達75年的『快樂』研究:美好人生建立於良好關係」。《天下雜誌》二〇一六年一月也特別報導此項研究。


哈佛大學醫學院臨床精神病學教授羅伯威丁格(Robert Waldinger)接續前人主持的史上最長的「幸福感」(Happiness)研究,這研究從一九三八年開始至二〇一三年,研究總共追蹤了七百二十四位成人,每一年研究團隊都會詢問研究對象的工作、生活、健康等狀況。

大概在七十五年前沒有人可以想像這個研究至今仍持續進行,只是目前研究對象也開始轉向原先七百多位老先生老太太的兩千名子孫。那麼,從七十幾年來、幾十萬頁的訪談資料與醫療記錄中,究竟帶給我們什麼樣的研究結果與啓發?

威丁格教授說:「有個很清楚的訊息:良好的關係讓我們維持快樂與健康。就這樣。」威丁格教授又表示,關於「關係」有三個重點:

1.孤單有害,社交活躍有益健康。
與家人、朋友、社群保持較多聯繫的人,心靈比較快樂、身體也較健康;研究也顯示,社
交活躍的人比較長壽。孤單的感覺對身心都是毒害,如果人們非自願地感到孤獨,會容易感到不
快樂,在中年時健康狀況會提早衰退,大腦功能較早開始退化,因此容易早逝。

2.朋友不在數量多寡,而在關係深淺。
我們在人群、聚會或婚姻中也會感到孤獨,所以真正重要的是:關係的「質」。高衝突的關係對我們的健康有負面影響,反之,在良好與溫暖的關係中,對健康就有保護作用。根據研究,人們進入五十歲時,影響他們日後的健康狀況的,不是膽固醇高低,而是他們對目前所在關係的滿意度。意思是說,在五十歲對關係擁有最高滿意度的人,在八十歲時是最健康的一群。顯然,親密的關係能減緩老化帶來的生理與心理衝擊。

3.良好關係不只保護身體,也保護腦力。
研究顯示,是否能在年老時感受到仰賴與信任另一方,對於腦部健康有重大影響。八十幾歲的老先生若能感覺到有可以依靠的對象,他的記憶力就能更長時間地保持清晰;反推之,若老先生沒有這種感受,他就可能提早面臨記憶力衰退。

從這個七十五年研究結果所得的智慧,在在說明了「關係」的重要-最快樂健康的人是與家人朋友擁有親密關係的那些人。只不過,對絕大多數的人而言,維持關係並不是件簡單的事,如著名奧地利心理學家阿德勒(Alfred Adler)也曾說過:「所有煩惱,都是人際關係的煩惱。其實就連隱士,也很在意他人的眼光。」

這樣的看法,其實早在二千年前,耶穌就教導門徒新的誡命,提醒門徒要愛上帝、要愛人如己,也就是說要與上帝建立和好的關係,要與人建立和好的關係,因為「好的關係帶來祝福」。而玉蘭莊創立時,就已經注入「和好關係」的靈性要素,幫助人的心靈與上帝和好,也致力與人建立和好的關係。因此,我期待玉蘭莊能持續提供臺日友好及彼此和好關係的松年園地,在這個園地裡面的人,都可以經驗到「好的關係帶來祝福」。

沒有留言: